アンダークラス
現代日本社会の最下層階級を指し、主にパート・主婦や専門職を除く約900万人(就業者の約7人に1人)の非正規労働者層。特徴は低賃金(平均年収約186〜216万円)、不安定な雇用、高い貧困率(約4割)、高い未婚率(男性約7割)で、格差の固定化と少子化の主因として懸念される。 

アンダークラスを救う為には、雇用の流動化が必要だ。
小泉進次郎議員が初めて総裁選に出た時に挙げた公約が興味深かった。企業の裁量で、整理解雇を行うことを可能にするというものだ。解雇された者は雇用保険等で援助がなされ、リスキリングにより新たな技能を身につけ、成長分野へと活躍の場を移す。雇用の流動性が計られ、転職や再就職が容易になる。失敗にも寛容となり起業にも挑戦しやすくなる。
ほとんどの大企業では、積極的に事業に参加して利益に貢献する人材は一握りだ。会社に来ても、だらだら時間をやりすごし、生産性が悪くさして役にたっていない人が意外に多い。会社は分かっていても、辞めさせることはできない。政府は賃金を上げろと言うが、企業側にしてみれば、こんな人たちに一律に給料を上げる訳にはいかない。なにしろ一度上げたら下げるのは困難なのだ。これは停滞し続ける日本経済の深刻な問題だ。雇用を流動化して、必要なところに必要な人を配分する。市場原理で必要な人を雇うには、それに相応しい賃金がついてくる。
勿論そう簡単ではないだろう。安易な解雇は社会人の精神的不安を掻き立てるかもしれない。しかし効果的で活力のある新たな雇用機会の創出が、アンダークレスのモチベーションを喚起し、底辺から救い出すことに繋がるのではないか。