
抽選に当選して、念願の飛鳥Ⅲに乗船した。日本郵船3代目の旅客船飛鳥Ⅲはドイツのマイヤー・ベルフト造船所で作られた。全長230m、乗客数740名、客室数470名の中規模旅客船。2025年7月から就航している。
旅程は、神戸を夕方出港して佐世保に朝入港する2泊3日の航海。この船旅の人気は圧倒的な食事のクオリティーにある。和食、洋食、グリル料理の専門店とビュッフェ形式のレストランが堪能出来る。特にビュッフェレストランはアルコール含めた飲み物が全てインクルージブで無料。それぞれが最高級レベルの素材を最大限に生かした料理が楽しめる。
しかし、そんなお得感だけでは飛鳥の旅は語り尽くせない。船内でのイベントは引も切らない。自分で挽いて飲めるコーヒーや、ジャズの生演奏が聴けたり、ここでしか見れないショーや、ウエルネスエクササイズ、船内美術品を巡るアートツアーなども粋で楽しい。時間が許るす限り参加するのがおすすめだ。船首の最上階には、露天風呂があるのも日本船ならでは。外国船籍の船ではシャワーだけなのが物足りない。
客室は全てバルコニー付きで船上からのオシャンビューを堪能出来る。今回は、神戸から四国の太平洋側を通り、鹿児島をかすめて佐世保に回る航路。九州の西海岸の景観を海側から見るのは稀有な体験だ。朝霧が掛って山水画のような風景が広がる。クライマックスは諫早湾の入江から佐世保港へのアプローチ。湾をとり囲む山々は幻想的で美しい。佐世保港は軍港で、戦艦が何気なく停泊しているのを見るのも楽しい。少しお値段は高めだが、期待を裏切らない豪華な気分を味わえる。チャンスが有ったら体験して欲しい。


