UnsplashTakemaru Hiraiが撮影した写真

中国はレアアースの供給を止めようとしている。

レアアースは希土類とも呼ばれ、元素番号57のランタン(La)から71のルテチウム(Lu)までのランタノイドにスカンジウム(Sc)とイットリウム(Y)を含めた17元素の総称。優れた光学特性と磁気特性から様々な用途で使われている。例をあげるとLEDの蛍光体、カメラの高屈折レンズ、ガラス基板の研磨材、高性能永久磁石、充電式電池、風力発電などがある。
まだ多少の余剰があるとされるが、新たな供給源を見出せなければ、産業界には大きなダメージを与える。
南鳥島沖EEZ(水深約6000m)には、世界消費量100年分と言われるレアアースが眠っている。SIP戦略的イノベーション創造プログラムと称して試掘計画が進行中だ。タイムスケジュールは、2026年揚泥試験、2027年350t規模の採鉱試験と続く。いかんせん深海採鉱は未知数でかなりの時間を要するものと予想される。
日本は排ガス規制や省エネ規制の枠を嵌められた際に、反骨心から逆手にとるような技術を生み出して来た。今回もこれをチャンスと捉えて新しいイノベージョンが起こって欲しい。
ちなみにダイハツは、永久磁石を使わない電動駆動装置(イーアクスル)を既に開発。レアアースに頼らない自動車用モータが誕生した。