ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年
1月11日、国立西洋美術館で開催されている、ブラペストーヨーロッパとハンガリーの美術400年展に行ってきました。正直あまり期待してなかったんですが、最近見たコレクションの中では一番良かったです。
作品はバラエティーに富んでおり、時代別、地域別に丁寧にカテゴライズされているところも親切です。
主催者側はシニェイ・メルシェ・パールの『紫のドレスの婦人』が一押しですが、私はギュスターヴ・ドレの『白いショールを纏った若い女性』に断然引き付けられました。奔放でわがままな感じの美女で、絶世の美女という感じではないですが溺れてみたくなるゾクゾクする感じ。表現するのは難しいですが、見ていて飽きない感じです。
もう一つあげるならポルショシュ・ヨージェフの『レバノンの太守』。精密に描かれた絵画で時々感じることですが、3Dを見ているように立体的に盛り上がって感じます。刀の鞘が絵から飛び出ているかのように感じます。
この他にも、クラーナハ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルノワール、モネなどのビックネームの作品がラインナップされ見ごたえ十分です。